nekojiro612’s diary

孫の小遣い稼ぎの空売りマン

卯月

 

坂本龍一 LAST DAYS をNHKで見た。

 

後味が悪い。どんな立派な人でも臨終間際とはきっとこういうものだという教訓的映像という事か?誰も周囲にいないで一人で死んでいった訳でもないだろうし死への恐怖と戦いながら、苦痛を我慢して音楽の残りを達成しようとしていたようだ。

先に死んだ盟友の高橋の奥さんのコメントが生々しい。軽井沢に見舞いに行っても一足違いで面会できなかった。本当に会いたい人にはすぐにしないと会えなくなるという事だ。

老化すると行動が遅くなる、決断が遅れるという事。自戒する必要有りだ。

仕事としてのオーケストラ用の作曲楽譜は残念ながら未完成だった。

 

『人にとって、仕事とは何だろう?』といつも考えさせられる。

資本主義の世界では仕事は金儲けだが、資本主義以外の世界では全く別の理解や解釈が存在する。

自分はどんな世界で仕事をしているのか?そんな事を悠長に考える人間はそもそも資本主義と距離を置いて生きているというのか?

 

 仕事の段落がついたので、土曜日は小田原、藤沢、鎌倉、

日曜日は、鹿ヶ谷、達磨山、戸田、西浦、沼津と桜三昧だった。下の道ばかりを300キロ以上走った。カーブと坂の道が7割という感じだが、車は忠実に動くので距離を感じない。

 

 富士山、桜、海と山。日本美のご馳走の全てが詰まっている。そんな二日だった。

戸田の温泉はアルカリの高温泉で良かった。西伊豆は誰もいない。インバウンドはまだ誰も来ていない。時間と距離の関係だろう。車しか移動手段が無いせいだ。そのせいで豪華な桜と富士を独り占めできる場所。小田原城の10万分の1の観光密度だ。

 

坂本の最後の日記に1行、こんな記述があった。

 

寛解したら)英国車を買おう。

なんだろう?ロールスか、アストンか、ベントレーか?

超過利潤な暮らし

 

4月になった。3月の月足を更新して、年初から棒上げ状態だった指数も高値持ち合いで2000円幅で上下し初めて、動きに変化が出ている。

無論短期の値幅や日柄の調整があって当然だから、利食いを一部実行して安値を買い直す事になると思う。生徒の多くも利食いが上手くいって良い結果の人が多いようだ。

金が増えて嬉しいか?と言われても別段暮らしに大きな変化はない。マダムがドイツ製の高級冷蔵庫を買ったようだが、高くても安くても食品が冷えると言う意味では変化はない。ドイツ製の冷蔵庫には自動製氷機がついていない。前のパナのにはついていた。少し不便だなと思うが、まあそれが欲しいのだろうから仕方がない。

彼女の美意識が満足するだけだろう。70万の冷蔵庫を10個買っても多分何も変わらないだろう。それで胃袋が大きくなる訳でもないのだから。相場師にとれば利食い金は単なる承認欲求でしかない安っぽい欲望だ。僕の枯れた欲望になんで火をつけたら良いのか?

 1月に大地震能登半島を襲ってから、最近は千葉や東北で規模の大きな地震が続いている。世界的にも中東での戦争は拡大して、地政学的リスクがどんどん増加しているように見える。スエズ運河が戦争で不通となり、パナマ運河も水不足で使用できなくなって、世界の流通網に大きな打撃となっている。納期遅延、コスト増加、世界規模の最適調達を前提としていたグローバル経済に大きな亀裂が入った。今が時代の変わり目なのだろうと思う。

 グローバリズムが産んだ金融緩和とデフレーションが世界規模で止まり、逆方向に動き始める。金融引き締めとインフレーションである。遅れた日本もついにゼロ金利を放棄して、金利上昇とインフレーションに突入してきた。

 3月の月足更新に飽きて、1日富士山をぐるっと回遊して、山梨と静岡を走った。300キロ弱のドライブで桜を満喫した。日本は平和で実に美しい春の陽気に恵まれている。

身延山は信仰の山で多くの人が名物の枝垂れ桜を楽しんでいる。樹齢400年の見事な大木が2本、大伽藍を飾っている。まだ外国の人は多くなく、主に地元の人が楽しんでいた。

多くの困難を迎えている人が多い中で、自分は運に恵まれて健康に生活できている事に改めて感謝したい。別段、信仰心など無いのだが、きっと大きな何かに守られて生きているんだろう。

 

 今年から意識して少し歩く事にしている。5000歩でも8000歩でも12000歩でも、午前10時ごろから午後4時ごろまで、天気の良い日限定で歩く。駅まで降りて(約2キロ)JRに乗って横浜方面か静岡方面に1時間ほど乗って、適当な駅で降りてランチを取る。本屋を探して何か買ってカフェを探してお茶を飲んで、デパートを探して何か夕飯の材料など買って、またJRで熱海に帰る。往復の2時間は好きな本を読んでいる。まるで全く仕事をしないサラリーマンのようだ。

相場師の老後というにはきっとこんなものなんだろうと思う。それでも熱海駅からバスかタクシーで家まで登って毎日場帳を書く。利食いで毎月300万、400万と取るのは自営業そのものだ。リーマンとは桁が異なる暮らしとなる。インフレで物価が上がれば上がるほど利食いは伸びる。

 900円のラーメンが1350円に値上がりしても、150万の利食いが300万に伸びれば145万9550円の超過利潤が生まれる。r>g という不等式はそういう暮らしを言う。

チャランポラン

平塚八幡宮

煙カレー 徒歩30分 満席 鳥野菜4  1350円

 

散歩している。

13368歩 たい焼きと🍓を買う。

 

島田雅彦の新刊「散歩哲学」を読んでいる。今日は平塚までJRでお出かけだ。

都合13000歩ほど歩いた。煙カレーという店が、駅そばから移転して、2キロほど

歩いて新店舗にGoogleマップで行き着いた。

ここのスープカレーは素晴らしい。何か良いランチを食べるために、少し遠い場所に歩いて行くのが日課になってきた。1ヶ月に10回ぐらいはこんな事をしている。

散歩の目線はゆっくりで柔らかい。30歳からずっと移動は全部大型欧州車だったからゆっくりと何かを見るという習慣がほとんどなかった。風景は一瞬で全て通り過ぎていく。そんなに急いでどんな人生になるのか?そう気がついたのは古希の手前だった。

同世代がどんどんと死に始めて初めて気がついている鈍さだ。

 

 島田の散歩についての思考はなかなか良い。ちゃらんぽらんというのはトルコ語で散歩するという意味らしい。なんか音がそんな感じだ。