なんともやり切れないニュースだ。4日前のトルコ地震の死亡者が12000人を超えたらしい。トルコ、シリアの合計が超えたという報道だった。この断層帯は、聖書にもある大規模な断層で黙示録ではロシア連合軍がイスラエルを攻めた時に地震が起きて、全滅するという物語になっている。ロシア、ウクライナ戦争が起きているので、聖書予言に近い発生のようだ。
12年前、東日本震災で東京も揺れた。当時3階に住んでいたが、キッチンの食器棚が振動で開いて、食器の9割が落ちて割れた。キッチンは瓦礫の山になった。破壊音で飼い猫がベッドの下に逃げた。このまま死ぬのかな?と思ったが、助かった。家族も誰も怪我をしないで済んだのは幸運だったが、借りていたフラットが取り壊しになるという事で3ヶ月後に単身静岡の山の上に引っ越す事になった。この地震がなかったら僕の地方移住はなかったと思う。災い転じて、、そのものの人生後半の変化となった。災害は個人の暮らしを一変させる。
日本でも原発が爆発して3万人が死んだ。コロナでも既に6万以上が死んでいる。コロナは老人が大半だからまあ順番で仕方ないと思うが、地震や津波は年齢無関係だからより悲惨だ。多くの若い人や子供が亡くなるのは悲しい。戦争も同じで若い人が死ぬのは悲惨である。プーチン、早く休戦しろ!NATOも早く応じろ。
トルコの地震で被災された人々も、同じように大きく人生が変わる人が増えるだろう。良い方向に変わって欲しいと思うが、現地の映像を見ると大規模な建物の崩壊が起きている。報道では5800棟のビルが2度の地震で倒壊している。鉄筋が入っていない崩れやすい構造のものが多かったのだろうと思う。10階建のビルが一気に崩れた映像がたくさんあった。パンケーキクラッシュ!あれでは逃げる誰も助からないだろうと思う。
静岡県に住んでいると、30年以内に東海地震、東南海地震がくる確率は6割。10年以内に仮に来る事だってあり得るだろう。推定死亡数、静岡県32万人と言うのだから、トルコと比べて津波被害が20倍ほど起きると政府は見ていると思う。静岡は海岸線がすごく長いので海岸から2キロ以内の住居はほぼ津波で水没被災するだろう。沼津沖で発生すると津波は5分で到達する。多くの人は逃げるのは困難だろう。だから標高200メートルの山の麓にフラットを買ったのだ。仮に200メートルの津波が来るのなら、どこにいても助からない。東京タワーの第一展望台まで津波が来れば、東京23区の99%が死亡するだろう。
地震や災害が起きてから出来る事は多くない。疫病や災害が起きる前に、したい事、しなければならない事を優先して先に実行してしまうことが老人にとれば緊急のタスクだと思う。それでも今月は雪が降りそうなので、京都旅行をキャンセルした。岐阜と京都間の高速が雪で通行止めになるリスクが高いのだ。3泊のホテル代はクレジットカードで払っていたが全額返金された。
僕はもう67歳の老人だから、しなくてはならない事は継続契約の仕事をちゃんとやる以外には無い。仮にコロナで死んだ、地震で死んだ、事故で死んだら仕事の性質上誰かが代替して僕の仕事は出来ないだろうと思う。そうなったら御免ね、運が悪かったねとお客さんには勘弁して貰うしかない。そもそもすぐに
ネットが繋がらなくなるだろう。MACBOOKが動くかどうかもわからないから。生体認証で動くPCやスマホは家族だって動かせない。実際上は当人が死んだらお終いなんですね。
でも、和田秀樹さんの「70歳からの選択」では、老人はなるべく75歳までは出来るだけ仕事はした方が良いというアドバイスだから、出来る限り今の仕事を75歳までは可能なら続けていきたいなあと思う。林さんは80歳でもやっていたものね。骨折すると月足も折線も書けないから、そこが問題だな。林さんも最後は骨折していたものね。
長い間、ずっと定年まで働き続けてきた人は、解放されると自由に遊びたいと誰もが思う。だからどんどんと実行すれば良い。動画サイトで65歳の老夫婦が、ミニを買って車で日本を周遊する計画を楽しそうに話していた。どんどんと実行して欲しいなと思う。でも2、3年ずっと真面目に遊んでいると、遊ぶ事そのものに飽きるのだ。何か別のことがしたくなる。それは多分仕事だろうと思う。金ではなくて(まあ多少金もあるかもしれないが)何か役に立つという充足感とか満足感が欲しくなる。和田さんの本には、そんな事が詳しく書いてある。
大規模な災害が起きると、自分の死の可能性を正面からちゃんと考えるようになるという効果はあると思う。