バンドウォークする ドル円
米国選挙は共和党の全勝でトリプルレッドとなった。これで来年1月からの米国の政策はトランプのやりたい放題が決定的になった。
一番の変化は、減税、関税アップ、緩和規制の3拍子。
全てがインフレ刺激政策の財政拡張でおよそ7兆ドルが増えると見なされている。国債市場は既にそれを見越して、長期金利が上昇。それを受けてドル高が加速している。
7月に139円のプルバック見た時に、年末にはまた円安で来年には倍返し184円だと書いてきたが、そのように動き出している。このまま1月のトランプ就任までは期待で買って事実で売るという相場のセオリーが何度も何度も継続するだろう。
福岡ファイナンシャルの佐々木氏が同じ事を言っている。日銀出のアナリストなので分析が鋭い。
ドル円が来年200円になると、輸入インフレでまず食料と油が上がる。貧乏人が困る。今後しばらくはそういう時代が続く。139円のドル円が200円になれば43%のドル上昇だから、ドル預金をすれば更に金利5%をたすと年間リターンが50%近い素晴らしい結果となる。まとまった金がないとそういうことができない。格差はそうやって拡大する。r>g の不等式が今後も強化されていく。
こういう容易な経験をすれば、多くの資産家は資産のドル比率を上げるのは当然だろう。静かにキャピタルフライトが始まったのだな。
100万ドルを140円で買うと7142万だ。これが1年で10713万になる。利益は3571万。2割税金払っても2856万の手取り。12で割ると毎月238万の小遣いになる。日本株を同じぐらい買って、5000万ぐらい手元で現金にしておけば安泰だろう。小学生の算数より容易な方法だ。
どう転んでも馬鹿でも儲かる。
同じほど、割安の国内不動産を買っておくと、それもまた上がると思う。
イールドギャップがプラスなのはアジアでは日本だけだ。
ドル、日本株、日本不動産、日本円の現金と4分割ぐらいしておくと、インフレなら何がどうなっても金は増えると思う。
インフレを加速させるものは、米国の保護主義と財政拡張と減税である。
メガバンクを買え、大手証券を買え、大手不動産を買え。全部数倍になると思う。
詳しくは今月の初心者動画とZOOMをご覧ください。