nekojiro612’s diary

孫の小遣い稼ぎの空売りマン

ソロエコノミーの襲来


 景気と金利の循環性が伸びすぎて、相場の調整サイクルが狂ってしまったんじゃないのかと個人的には思う。NYもロンドンも東京もコロナで少し突っ込んだ以外は、リーマンショックの2008年以降ほとんど調整らしい押し目がなく史上最高値を毎年更新し続けている。世界中の中央銀行が緩和のやりすぎだ。政治が経済を刺激しすぎているのだろう。

 

相場循環論者はそろそろ大天井かと思うが、なかなか大きな調整にはならない。ソロスがSP500のプットオプションを大量に買ったとか、バフェットのPFの現金比率が過去最高だとか、ジジイの相場師たちは今の相場の好調さをどこかで疑っているのだろう。本音ではそろそろヤバいぜという事だろう。

 上でも下でも新値を取る限りはついていく以外に相場師の仕事は基本的にはないだろうが、それでも休んだ方が良いなと思う時はある。ずっと相場に入りっぱなしだと温度がいつの間にかわからなくなる。茹でガエル状態とでも言うのだろうか慣れは恐ろしい。



 荒川和久とか山田昌弘とか、シングルとかソロなど=結婚しないで家族を持たない生き方の人を研究、分析した本を5冊ほど先週から読んでいる。個人と集団との関係性や、生殖と遺伝の関係性、これらの古典的な人類の問題をエマニュエルトッドはずっと一生を通じて研究してきた。日本でも主にマーケティングから入って、消費や生産、生活スタイルの大きな変化などを研究する人がこうして増えてきている。

インターネットが急速に発達して、デジタル技術の普及から、個人の労働や生活スタイルがどんどん変化していることから、今までできなかった可能性が大きく拡大したこともあって、それに準じて自分の生活や労働、家族や生殖を変える人が増えてきた。こういう新しい時代の人たちが猫塾のサイトにたくさんやってきて、それを読んでいるのだ。彼らに理解できる言語で説明や解説をしなければならないが、そういう人が周囲に多くいる訳ではないので、本で勉強してわかりやすく書くにはどうしたら良いのかを考える。

動画で見せれば、具体的な場所と量と頻度がわかるから、ZOOMは意味があるだろう。それを見て、彼らが何を感じどう動くか?これがキモであると思う。

 

 相場に関しても、ここにきて若い人がどんどん入ってきているようだ。20年ほど前は主体は老人層だったが、最近は20代から60代まで幅広い人が株式相場に入って来たのがはっきりとしている。場帳を一度も書いたことの無い人に、その筆記の意味と効果を理解させるというような、初歩の初歩から始めないと理解されない。

 

 それでも複数の人が、相場専業に進み始めたのは興味深い。こういう緩い暮らしをしている爺さんがいるのだと発見したら、そういう人になろうかと考える人も結構いるんだなあと思う。金は所詮は金だが、そこから離れて自由にゆっくりと楽しんで毎日を生活する暮らし。江戸時代の庶民はきっとそんな暮らしだったろうと思う。

 

忙しいと外食ばかりになる