https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fop/commodity/lineup/gold_long_chart/pdf/gold_ny.pdf
結論
ガンドラック氏はドルの下落が今後も継続すると考えている。トランプ政権が金融緩和に積極的であり、利下げを渋っていたFed(連邦準備制度)のパウエル議長も来年5月には退任することを考えれば、その予想は妥当だろう。
だが、日本円の下落を心配してドルを買っていた人には言っておきたいことがある。あなたは、紙切れをもう少しましな紙切れに持ち替えただけで、あなたが紙切れを持っている状況には何の変わりもない。
そしてその両方の紙切れの価値はいずれにせよ下落しているのである。
そもそもの誤りは、ドル円相場しか見ていないことから生じる。他の通貨を基準に通貨の価値を計ってはならないというのは、かの有名なアダム・スミス氏が何百年も前に『国富論』で分かりやすく説明していたことであるにもかかわらず、流行りのNISAは勉強するがこういう重要な古典は読まない人々には完全に無視されているようだ。残念なことである。
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この種の論考を読んでいると日本に住んでいるのが恐ろしく感じないだろうか?
ドルの無価値化、円のさらなる無価値化が静かに進んでいるのに気が付かないのは、そのヘッジになる購買力維持手段であるオルタナティブが何かという自覚がないせいだ。
金銀プラチナ、不動産、株式、エネルギーなどしか見当たらない。世界中の人が使用と交換のために実需として必要なもの=それはペーパーマネーではないのだ。
トランプ関税によって、コストプッシュインフレになる。トランプの2000ドル配布によってディマンドプルインフレになる。二つのインフレによって金利は跳ね上がり、物が売れずに大不況になる。
つまり1970年代に起きたスタグフレーションがやってくる。これは金融政策でも財政政策でも解決できない危機だ。
当時は株式と債券の両方が暴落した。
唯一、金と銀と貴金属だけが暴騰した。同じ未来がすぐそこに我々を待っている。