
熱海 自然郷 標高500メートルの別荘地

僕のITの先生のO氏、癒しのために山に入って重機で道を作っている。
昨日は小田原の大きなモールに一人で買い物に行った。昔の小田原西武百貨店が潰れて建物をモールにしている。面積が広いので埋めるのに何でも入れた感が強く、雑然として統一感が全くない。ダイナシティーという名前でユニクロから無印からスタバ、ヨーカ堂までなんでも来いという感じ。
歳末売り出しをしているがパーキングはほぼ満車なのだが空気が暗い、静かでやるせない。年末年始の熱気や華やぎらしいものが一切ないのだ。人々は下を向いて足早に必要な買い物を済ませて急いで帰っていく。
株価が5万円をつけて儲けている人も多いはずだし、20兆円規模の補正予算を組んで、家計補助でガソリンや電気代を助けるというニュースがあってもこんな冷たい空気感なのか?とやや意外だ。企業の賞与も多分良いだろうと思うが、庶民の空気はダンマリで冷たい。
実質賃金が9ヶ月連続で低下したという報道があったが、6%程度の賃上げがあっても物価上昇には追いつかないので年金暮らしの人などは生活水準を下げるしか方法がないのだろう。歳を取って健康問題もあって働きたいが働けない人もいるだろうし、そうなると我慢以外の方法がない。痛む虫歯を我慢しているような辛い顔をした老人が近頃目立つ気がする。
テレビをつけると熊被害と宮崎の大火事とC国の水産物の輸入禁止など良いニュースがないので気分が晴れない。円安と金利高が止まらない。今日はドル円157円があったし、長期金利は1.795まで上がった。ダブル安だが、株だけは高い。
円安でも日銀は政策金利を上げない。だからインフレも円安も止まらない。本音では政府は円安にしてインフレを狙っているのだろうと思う。政府債務が大きすぎるので完済するのは不可能だからインフレにすれば実質増税したのと同じ効果があるのでそれを黙って実行しているとしか思えない。
中国と喧嘩して、中国人が日本に来ないと貿易赤字が1兆円以上増えるだろう。すると更に円安、インフレに拍車がかかる。わかっていて政府はやっているのだろう。歌舞伎やプロレスと同じだな。
インフレになって困るのは貧しい人だ。逆に儲かるのは富裕層だ。資産をたくさん持っている人はその名目価格が上がるので、日常の生活費の上昇などどうでも良い。むしろ上がった方が買う人が減って混雑が緩和して良いのだ。
株式、不動産、金銀、なんでも資産性のあるものはインフレだ。ビットコインだけが今少し下がっているのは上がり過ぎの反動だろう。
藻谷さんと牧野さんの対談動画『都市で暮らす人と田舎で暮らす人』の違いが面白い。
https://www.youtube.com/watch?v=Rx48GaNfXfo
都市でしか仕事ができない人は、一生の労働の対価の多くを家賃のために費やしてしまう。
田舎で勉強のできる優秀な若者は都市の大学に行ってそこで就職する。家がないのでまず家を借りる。次に頭金を作って高い家を買う。そのローンを35年も50年もずっと払い続ける。人生が家賃やローンのために存在するような無意味な生活になってしまう。それほど都市の住宅費用は大きいのだ。30年たって退職した時には買った家はボロボロだ。買値の半分でも売れない。虚しくなるのは当然だろう。社会の仕組みがどこか基本的に壊れているのでそういうことになるのだろう。
でも東京はまだNYよりはマシだそうだ。NYは1BEDROOMの家賃が1ヶ月平均60万円もするらしい。月給の半分以上も家賃なのだそうだ。これではまともな暮らしはできないだろう。犯罪が増えるのは当然だろう。資本主義の歪みが都市部ほど酷いという事だ。
アメリカ型の資本主義という仕組み自体が基本的にどこか大きな欠陥があるからこうなるのだと思う。
解決法があるとすれば、資本主義のある部分から遠ざかること=つまり藻谷さんのいう田舎で緩く暮らしても良い仕事を選ぶことだ。
農業でも教師でも職人でも田舎でできる仕事なら緩くゆっくり暮らせる。資本の速度に巻き込まれない距離感があればローンのためにあくせく一生を棒に振ることもない。
田舎には放置されてすごく安い家がたくさんある。中古車程度の値段で古い家を売っている。それを自分で直して住めばローンなど組む必要もない。外国人がそれに気がついて古家をリノベして快適に暮らしている。